top of page
検索
  • 執筆者の写真友希 齋藤

就寝-重力

320×410mm

雲肌麻紙、アクリル絵具、オイルパステル


いつもだいたい深夜2時ごろ、眠りはじめます。夜寝る時、昼寝とは異なり体がベッドに沈み込んで埋まる感覚を覚えます。この沈み込む感覚、昼寝の時の浮遊感とは逆のものですが、この重み、沈む感じがまた違った心地よさを感じます。この作品では、そんな沈む感じ、重力を受けて柔らかいものに埋まる感覚を表現しました。


昼寝、就寝と二つの寝る時の感覚の違いをそれぞれ描き、対になるようにしました。


昼寝の作品の方で浮いていたマンボウぬいぐるみ2体もこちらではベッドに横たわっています。また、暗闇にぼんやり姿が見える様子を表現するためにスクラッチアートの方法を用いました。アクリル絵具で初めに鮮やかな色を塗っておき、乾いてからオイルパステルで上から塗りつぶします。そしてそのオイルパステルの部分を尖った竹串などで削り、下のアクリル絵具の色を出します。オイルパステルの質感もしっとりと重みを感じるものなので作品に合っているかなと思い、この方法に至りました。塗りつぶしたときはちょっとうまくいくか不安になりますが、この削る作業が楽しく、没頭してしまいました。ちなみに太い線は木の箸、細い線は爪楊枝を使って削りました。奥のカーテンはペインティングナイフでこそぐような感じで、下の色を出しました。








閲覧数:11回0件のコメント

最新記事

すべて表示

瞬間

bottom of page